修了式を終えて

先週修了式を終えたばかりの
修了生の感想です。
教師になるにあたっての
前向きな決意。
これから日本語教師を目指そうと思っている皆様への
メッセージです。

<修了式を終えて> Y.K

2020年10月から始まった420時間の教師養成講座も、ついに修了式を迎えました。
ただ修了証書を受け取るだけだと思っていたのに、お世話になった先生方や養成事務局の方にご参列いただいた、厳かな雰囲気の式典で、びっくりしました。そしてそれは単なるカルチャーセンター的な講座ではなく、ちゃんとしっかりした講座だったことの証のように思えました。
 先生方の餞のお言葉にもあったように、「成長し続ける教師」というこの講座のモットーは、この先教育に携わろうとしている人間の責務であり、常に学び、成長していかないと、それは自分が教えることになる生徒にも失礼にあたる、ということを、自分が学生だったときのことを思い出して、納得しました。そういえば自分が学生の頃、よく研修会などにベテランの先生方でも出られていた記憶がありますが、あれはブラッシュアップされていたのだな、とか、自分が当たり前に受けていた授業にも、実は大変な事前準備がされていたのだな、とか、自分が教える立場の勉強を始めて改めて、日本語教育に限らず、「教育」「教師」というものの大変さ、ありがたさに気づきました。ベテランの先生方でも、今でも授業の前は緊張され、常に反省されている、とおっしゃっていたのが驚きでしたが、現状に甘んずることのないその謙虚な姿勢に感銘を受け、これからも学びを止めないようにしようと心に誓いました。
コロナの影響で、本来であれば初級から始まるはずのところが、中・上級の内容から始まったり、途中急遽オンライン授業に変わったり、最後の初級の教壇実習も初級演習講座終了からしばらく間があいてしまったり、当初の予定の6か月を超えて行われた講座でしたが、留学生のための通常授業が大変な中、私たちの講座にも色々気を遣っていただいて、無事に修了することができ、先生方、養成事務局スタッフの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
 模擬面接や進学指導、生活指導なども含めた授業以外の学生への対応や、また急にオンライン授業、ハイブリッド授業など試行錯誤しながら新しいことを取り入れ、学生たちの学びを何とか止めないように頑張っておられた先生方の姿を近くで見られたのも、良い勉強になりました。
講義というものを受けたのは、大学を卒業して以来かなり久しぶりだったので、日々新しいことを学んでいくのはとても新鮮でした。また専業主婦という普段の生活の中で、自分の意見、考えを、家族や友人以外の他の人たちの前で発言できる場はなかなかないので、授業で色々な意見を交わせたのも久しぶりの経験で楽しかったし、言いたいことをわかりやすく伝える、という教師としての基本的な技術も磨いていかなければいけないな、と強く思った日々でした。
ここで学んだことを生かして、日本語を学ぶ方々のお手伝いができればいいなと思います。


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